都市を外した語学学校|安くなる費目と、逆に高くなる費目

都市を外した語学学校|安くなる費目と、逆に高くなる費目
悩んでいる人「「田舎の学校のほうが安い」とよく言われます。授業料はそのとおりですが、滞在費は逆になることがあります。」

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こんなお悩みに答えます。

本記事の内容
  • 同じ学校の首都と地方で、授業料がいくら違うか
  • 人口1.6万の町のほうが、30万都市より滞在費が高い例
  • 長く通うほど、都市の差が消えていくこと
  • 都市を外すときに、先に確かめること
本記事の信頼性

運営者は大学時代に米国へ半年の交換留学、卒業後にカナダで12ヶ月のワーキングホリデー(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)を経験しました。英語は高校で赤点20点台、渡航前のTOEICは500点台、帰国後に780点。年収は渡航前450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になっています。訪問したのは米国とカナダのみで、他国は各当局の一次情報を調べてまとめています。

結論|安くなるのは授業料。滞在費は観光地かどうかで決まります

タビポタでは6か国15校を公式サイトから調べました。そのうち5つが「首都や大都市ではない場所」にあります。

学校都市を外した校舎
カナダVanWestケロウナ(BC州の内陸)
NZLSNZクイーンズタウン(南島・小さな観光の町)
アイルランドATCブレイ(ダブリンの南・海辺)
英国St Gilesイーストボーン(海辺の町)
フィリピンAPI BECIバギオ(山間部)

※ 各校の公式サイトを2026年9月に確認した内容を、それぞれの記事から並べ直しました。円換算は1ユーロ183円、1ポンド216円、1NZドル92円です。

この記事は体験談ではありません
運営者の一次体験は米国とカナダだけ(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)で、ここで扱う5つの町には、どこにも行っていません。
公式サイトに公開されている情報を並べたものです。おすすめの学校は書いていません。
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★授業料は、首都より安くなります

同じ学校の中で首都と地方を比べられるケースが2つありました。同じ運営・同じコースなので、条件が揃っています。

学校・期間地方の校舎首都の校舎
ATC(アイルランド)1〜4週ブレイ
€305
ダブリン
€345
€40
約7,320円
ATC 13〜16週€240€270€30
ATC 17〜24週€220€245€25
ATC 25週〜€210€220€10
St Giles(英国)1〜3週イーストボーン
£303
ロンドン
£339
£36
約7,776円
St Giles 12〜23週£242£272£30
St Giles 24週〜£213£239£26
短期は週€40・£36の差。長期では€10・£26まで縮みます
「首都を外して節約する」という判断が効くのは、短く通う場合です。
25週や24週で組むなら、授業料の差は小さくなります。

ATCのほうが縮み方が大きいのが分かります。€40 → €40 → €40 → €30 → €25 → €10と、期間の段が進むにつれて下がり、25週以上では4分の1になります。St Gilesは£36が£26なので、こちらは緩やかです。

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★ところが、滞在費では逆転しました

NZのLSNZはクイーンズタウンとクライストチャーチに校舎があります。授業料は同じで、滞在費だけが違います。

費目(週あたり)クイーンズタウンクライストチャーチ
シングル寮$330$300+$30
ツイン寮$250$220+$30
ホームステイ$420$400+$20
光熱費(冬)$80$70+$10
ドミトリー設定なし$160
人口の小さい町のほうが、高くなっています
クイーンズタウンは小さな観光の町、クライストチャーチは南島最大の都市です。
それでも寮も光熱費もクイーンズタウンのほうが高い。
さらにいちばん安いドミトリーが、クイーンズタウンには存在しません。

理由は観光地だからです。スキーとアウトドアで人が集まる場所なので、住むところの需要が高くなります。町が小さいことと、住居が安いことは別の話です。

12週の滞在費で比べると、$480(約4.4万円)の差になります(シングル寮・冬・保証金と寝具込み)。詳しくは LSNZの就職保証 にまとめています。

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都市を外すと変わる、お金以外のこと

費用だけでは決められない部分があります。調べた5校舎から読み取れることを並べます。

校舎都市を外したことで、何が違うか
API BECI
バギオ(山間部)
学習量に振った設計があります。Sparta24は1日10時間(授業7時間+夜の自習3時間)。同じ学校のEOP SPEEDは1日4時間で、キャンパスによって2.5倍の差
LSNZ
クイーンズタウン
就職保証プログラムが4〜8月だけ$400高い。4〜8月はNZの冬でスキーシーズン。仕事が増える時期のほうが紹介料は高い
St Giles
イーストボーン
YMSの就労体験プログラムの対象外です。5校舎のうち対象はロンドン2校とブライトンだけ
ATC
ブレイ
ダブリンへ電車で通える距離です。働く場所が首都なら、交通費と時間が上乗せされます
VanWest
ケロウナ
Co-op(有給の就労付き課程)を扱う学校ですが、公式はPGWPの対象外と明記しています
プログラムが使えない校舎があります
St GilesのYMS就労体験は、イーストボーンとケンブリッジでは対象外でした。
「その学校に行けば使える」ではありません。校舎まで確認してください。

都市を外すときに、先に確かめること

確かめることなぜ
1観光地かどうかここが滞在費を決めます。人口の大小ではありません
2安い部屋の選択肢があるかクイーンズタウンにはドミトリーの設定がありません
3通う期間長期ほど授業料の差は縮みます(€40→€10)
4その校舎で使えるプログラムか就労体験が都市の校舎限定のことがあります
5働く場所はどこか学校が郊外で職場が都市なら、交通費と時間が乗ります
6仕事の母数小さな町は求人の数そのものが少なくなります

1番がいちばん大事です。「田舎だから安い」と考えると、クイーンズタウンのような観光地で見込みが外れます。人口ではなく、人が集まる理由があるかどうかを見てください。

都市を外すのが向く人、向かない人

向いている人
短期(1〜12週)で通う人(授業料の差がいちばん効きます)
勉強量を増やしたい人(バギオのように学習に振った設計があります)
日本人の少ない環境を求める人(ただし公式に比率の記載はないので、確認が必要です)
自然の中で暮らしたい人(海辺・山間部・湖畔)
向いていない人
長期(24週以上)で節約したい人(授業料の差は€10〜£26まで縮みます
観光地を選ぼうとしている人(滞在費が逆に高くなります
就労体験のプログラムを使いたい人(都市の校舎限定のことがあります
仕事の選択肢を多くしたい人(求人の母数が違います)
安い部屋を選びたい人(ドミトリーがない町があります)

国ごとの比較は カナダNZ豪州アイルランドフィリピン英国 にまとめています。国ごとに、比べるべき物差しが違います。

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よくある質問

田舎の語学学校は安いですか?

授業料は安くなります。同じ学校で比べると、ATC(アイルランド)はブレイ€305に対してダブリン€345、St Giles(英国)はイーストボーン£303に対してロンドン£339で、首都のほうが週€40・£36高くなっています。ただし滞在費は別で、観光地では逆に高くなることがあります。

滞在費が逆転するとはどういうことですか?

NZのLSNZは、人口の小さいクイーンズタウンのほうが、南島最大の都市クライストチャーチより寮も光熱費も高くなっています。シングル寮で$330と$300、光熱費(冬)で$80と$70です。さらにクイーンズタウンにはいちばん安いドミトリーの設定がありません。スキーとアウトドアの観光地で住居の需要が高いためだと考えられます。

長く通うと差はどうなりますか?

縮みます。ATCは1〜4週で€40だった差が、25週以上では€10になります。4分の1です。St Gilesも1〜3週の£36が24週以上で£26になります。つまり「首都を外して節約する」という判断が効くのは、短く通う場合です。

どの学校が都市以外にありますか?

タビポタが調べた6か国15校のうち、5つです。カナダのVanWest(ケロウナ)、NZのLSNZ(クイーンズタウン)、アイルランドのATC(ブレイ)、英国のSt Giles(イーストボーン)、フィリピンのAPI BECI(バギオ)です。

都市を外すと不便ですか?

費用以外で効く点がいくつかあります。St GilesのYMS就労体験はイーストボーンとケンブリッジでは対象外で、都市の校舎限定です。ATCのブレイはダブリンへ電車で通える距離ですが、働く場所が首都なら交通費と時間が上乗せされます。また小さな町は求人の母数そのものが少なくなります。

勉強に集中できますか?

そういう設計の学校はあります。フィリピンのAPI BECIは山間部のバギオにあり、Sparta24というキャンパスは1日10時間(授業7時間+夜の自習3時間)です。同じ学校のEOP SPEEDは1日4時間なので、キャンパスによって2.5倍の差があります。ただし「田舎だから集中できる」わけではなく、学校の設計によります。

日本人は少ないですか?

この記事では書いていません。タビポタが調べた15校のうち、日本人比率を公式サイトに公開している学校はありませんでした。「田舎なら少ないはず」という推測で判断せず、申し込む前に学校に直接聞いてください。

何を最初に確かめるべきですか?

その町が観光地かどうかです。滞在費を決めるのは人口の大小ではなく、人が集まる理由があるかどうかでした。次に、安い部屋の選択肢があるか(ドミトリーがない町があります)、通う期間(長期ほど授業料の差は縮みます)、その校舎で使えるプログラムかを確認してください。

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