VanWestのCo-op|有給で働けるが、PGWPの対象にはならない

VanWestのCo-op|有給で働けるが、PGWPの対象にはならない
悩んでいる人「「Co-opで働きながら学べる」と聞いて、就労ビザにつながると思っていませんか。」

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こんなお悩みに答えます。

本記事の内容
  • Co-opが「有給」と定義されている根拠
  • 公式が同じページに並べている3つの留保
  • カレッジに行けばPGWPが取れるのか
  • 語学学校(ESL)とカレッジの、どちらから始めるか
本記事の信頼性

運営者は大学時代に米国へ半年の交換留学、卒業後にカナダで12ヶ月のワーキングホリデー(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)を経験しました。英語は高校で赤点20点台、渡航前のTOEICは500点台、帰国後に780点。年収は渡航前450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になっています。訪問したのは米国とカナダのみで、他国は各当局の一次情報を調べてまとめています。

結論|Co-opは有給。ただしPGWPの対象にはなりません

VanWest College は語学学校(ESL)と職業カレッジの両方を持つ学校です。カレッジ側にはCo-opという、就労が組み込まれたプログラムがあります。

まずCo-opが有給であることは、公式が定義として書いています。

公式によるCo-opの定義
・学生は観察するのではなく、実際に働く(原文「engage in productive work rather than merely observing」)
・学生は行った労働に対して報酬を受け取る(原文「receive compensation for the work performed」)
・職場での進捗は教育機関が監督する
※ 出典:VanWest College 公式サイト Co-op ページ(2026年9月5日確認)。日本語訳は運営者によるもの。

「見学」ではなく「労働」で、無給ではなく有給。ここは無給インターンとはっきり違います。

ところが同じ公式サイトが、就労ビザについてはこう書いています。

職業カレッジのプログラムもPGWPの対象外です
公式は「現在の職業プログラムは卒業後就労許可(PGWP)の対象ではありません」と明記しています。さらに「指定教育機関(DLI)を卒業しても、自動的にPGWPの資格が得られるわけではない」とも書いています。
※ 出典:VanWest College 公式サイト Programs ページ「IMPORTANT PGWP AND WORK INFORMATION」(2026年9月5日確認)

ILACも語学学校について「PGWPの対象外」と明記していました。2校とも、それぞれ違う課程について同じことを書いています。

課程学校PGWP
語学学校(ESL)ILAC対象外と明記
職業カレッジ(Co-op含む)VanWest対象外と明記

「語学学校はダメでも、カレッジに行けばPGWPが取れる」という理解は、少なくともこの2校については成り立ちません。PGWPの対象になるのは公立カレッジや大学など別の課程で、私立の職業訓練校が自動的に対象になるわけではないということです。

この記事は体験談ではありません
運営者はカナダに12ヶ月滞在しました(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)が、VanWestに通ったわけではありません。
学校の中身はVanWest公式サイトに公開されている情報として書いています。内容はすべて2026年9月5日に確認しました。
ビザと就労の条件は変わります。実際の申請前に、必ずカナダ政府の最新情報を確認してください。
あわせて読みたいILACの費用|授業料の外側にある滞在費と諸費用同じカナダ。料金を全部公開している学校の物差し

公式が、同じページで3つの留保を並べています

Co-opの説明の直後に、公式はこう書いています。売り込みの文章ではありません。

公式の留保(3つ)
① 有給のCo-opは実践的な経験になる。ただし賃金・雇用主・勤務スケジュール・職務内容はさまざま(原文「wages, employers, schedules and job duties vary」)
② プログラムやCo-opの配属は永続的な雇用も、永住権も、その他の移民上の結果も保証しない
就労収入で学費と生活費のすべてをまかなおうとしないこと。また合法的に働けると確認できるまで、働き始めないこと
※ 出典:VanWest College 公式サイト Programs ページ(2026年9月5日確認)。日本語訳は運営者によるもの。

③は学校が自分で書く内容としては珍しいものです。「働けば学費が回収できる」と読ませたほうが申し込みは増えるはずですが、逆のことを書いています。

エージェントのページで「Co-opなら働きながら学べる」という説明を見たら、この3つとセットで読んでください。公式が書いているのは「働ける」であって「稼げる」ではありません。

賃金が「さまざま」であることの意味

Co-opの賃金がいくらかは、公式に書かれていません。雇用主によって違うからです。

タビポタではカナダのジャパレスの時給州別の最低賃金を整理しています。Co-opの配属先も、その相場の中にあります。「学校を通した仕事だから時給が高い」ということはありません。

収支を考えるなら、学費(数十万〜百万円単位)に対して、Co-op期間の収入がどれだけ埋められるかを先に計算してください。公式が「全部はまかなえない」と書いているのは、そういうことです。

Co-opがあるプログラムと、ないプログラム

VanWestの職業カレッジはCo-opがある課程とない課程に分かれています。

種類プログラム
Co-opあり
(ディプロマ/サーティフィケート)
Supply Chain Management(サプライチェーン管理)
Commerce and Marketing(商業・マーケティング)
Business Management(経営)
Hospitality Management(ホスピタリティ)
Professional Customer Service(顧客対応)
Co-opなしEarly Childhood Education Certificate(幼児教育)
Early Childhood Education Assistant
Cross-Cultural Business Communication

※ 出典:VanWest College 公式サイト Programs ページ(2026年9月5日確認)

公式は「すべての学生にCo-opディプロマが必要なわけではない」とも書いています。短期のスキル習得や、幼児教育のように資格そのものが目的なら、Co-opのない課程のほうが合います。

職業プログラムはブリティッシュコロンビア州のPTIRU(Private Training Institutions Regulatory Unit)の審査と承認を受けていると記載があります。エージェントの比較で書いたとおり、認証の有無は確認できる数少ない客観情報です。

Co-opチームが実際にやること

公式によると、Co-opチームの役割はこうです。

学生側はワークショップ・企業説明会・学内外のジョブフェアに参加できます。求人はメールとFacebookで流れると書かれています。

「学校が仕事を用意してくれる」ではなく「学校が機会を作り、応募するのは自分」という設計です。ワーホリで自力で仕事を探すのと比べれば入口は多いですが、配属が保証されているわけではありません。

あわせて読みたいカナダワーホリ|抽選制IECの申請方法と5都市の仕事の探し方働くこと自体が目的なら、学費を払わずに働ける道

語学学校(ESL)は週20・25・30レッスンから選べます

VanWestは語学学校も持っています。職業カレッジの前段として使うのが基本の流れです。

項目内容
週のレッスン数20/25/30から選択
開講原則毎週月曜(月曜が祝日なら火曜)
コースGeneral English/EAP(進学準備)/VanExpress IELTS/English for Business/Speak Up(終日スピーキング)ほか
サポート学生ごとにアドバイザーが割り当てられる

※ 出典:VanWest College 公式サイト Programs ページ(2026年9月5日確認)

ILACは30レッスン(Intensive)と38レッスン(Power)の2択でしたが、VanWestは20レッスンという軽い選択肢があります。ワーホリビザで働きながら通うなら、週20レッスンのほうが現実的です。

「Speak Up(All Day Speaking)」という終日スピーキングのコースがあるのも特徴です。語学学校の選び方で書いたとおり、伸びるのは学校の外で英語を使った時間ですが、話す量そのものを増やしたい人には設計が合っています。

公式は「英語から始めて、必要な水準に達してから職業課程へ進む学生もいる」と書いています。最初から両方を申し込む必要はありません。

2つのキャンパスは、規模がはっきり違います

バンクーバーケロウナ
所在ダウンタウン中心部(Nelson St)オカナガン渓谷(Leon Ave)
教室数168
設備PCラボ・ラウンジ・パティオPCラボ・ラウンジ
立地交通至便・都市型バスターミナルとオカナガン湖が徒歩圏

※ 出典:VanWest College 公式サイト Programs ページ(2026年9月5日確認)

教室数が2倍違います。これは学生数と、開講されるコースの選択肢の差にほぼ直結します。公式も「ケロウナで受けられるプログラムはどれか」をFAQに立てているので、ケロウナは開講科目が限られると読むのが自然です。

運営者はバンクーバーに5ヶ月いましたが、ダウンタウンは物価も家賃も高いです。バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月で書いたとおり、都市と地方では生活費がまったく違います。ケロウナのような地方都市は、家賃が下がるぶん、同じ予算で長く滞在できるという考え方もできます。

あわせて読みたいカナダ語学学校の選び方|費用と国籍比率の見極め方学校を決める前の判断軸。目的×国籍比率×エリア×期間

料金はサイトで確認できません

公式に「Tuition & Fees」のページはありますが、金額はダウンロード用のPDFにまとめられていて、ページ上では確認できませんでした。公式には「2026年の学費はコース・プログラムの種類・期間・国内/留学生の区分によって変わる」とだけ書かれています。

タビポタで扱った学校を並べると、料金の出し方には差があります。

学校料金の出し方
ILAC(カナダ)授業料・滞在費・諸費用をすべてページで公開
3D ACADEMY(フィリピン)部屋タイプ×期間の表を公開
I.BREEZE(フィリピン)コース別の授業料を公開(寮費は別)
VanWest(カナダ)ページ上には記載なし(PDF)

金額を出している学校とは、自分で並べて比べられます。VanWestを検討するなら、ILACの公開価格を物差しにして見積もりを読むという使い方ができます。

問い合わせるときは、留学費用の内訳で書いたとおり「含まれない側」を先に確認してください。とくにCo-opの場合はプログラム全体の期間のうち、どれだけが授業でどれだけが就労かを聞かないと、費用対効果が計算できません。

向いている人/向いていない人

向いている向いていない
職務経験を英語で積みたい就労ビザ(PGWP)につなげたい
学費は自分で用意できる働いて学費を回収したい
週20レッスンで働きながら通いたい短期で集中して英語だけやりたい
地方(ケロウナ)も選択肢に入るコースの選択肢が多い都市がいい
先に金額を問い合わせる手間を厭わないサイトで総額を確認してから決めたい

1行目と2行目が、この学校を選ぶかどうかの分かれ目です。公式が「PGWPの対象外」「就労収入をあてにするな」と書いている以上、Co-opは「移民の手段」ではなく「経験を積む手段」として見るのが正確です。

カナダで働くこと自体が目的なら、ワーホリビザ(抽選制のIEC)のほうが直接的です。学費を払わずに働けます。Co-opの価値は、職種を選んで、学校の支援を受けながら実務に入れるという点にあります。

カナダは州と都市で、制度も相場も変わります。学費の相場、滞在費、就労のルール。国単位の資料には出てこない差があります。現地に窓口を持つ会社と、複数国を扱う会社の両方に当たると、何がカナダ固有の話なのかが分かります。
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よくある質問

VanWestのCo-opは有給ですか?

有給です。公式サイトは「学生は観察するのではなく実際に働く」「行った労働に対して報酬を受け取る」と定義しています。無給インターンとは明確に違います。ただし公式は同じページで「賃金・雇用主・勤務スケジュール・職務内容はさまざま」とも書いています。

Co-opに参加すればPGWPは取れますか?

取れません。公式サイトに「現在の職業プログラムは卒業後就労許可(PGWP)の対象ではありません」と明記されています。さらに「指定教育機関を卒業しても自動的にPGWPの資格が得られるわけではない」とも書かれています。ILACも語学学校について同じことを書いているので、「語学学校はダメでもカレッジならPGWP」という理解は、この2校については成り立ちません。

働いて学費をまかなえますか?

公式が明確に否定しています。「就労収入で学費と生活費のすべてをまかなおうとしないこと」「合法的に働けると確認できるまで働き始めないこと」と書かれています。学校が自分でこれを書くのは珍しく、エージェントのページには出てこない情報です。

Co-opがあるプログラムは何ですか?

サプライチェーン管理、商業・マーケティング、経営、ホスピタリティ、顧客対応の5つです。幼児教育(ECE)や異文化ビジネスコミュニケーションはCo-opなしの課程です。公式も「すべての学生にCo-opディプロマが必要なわけではない」と書いています。

語学学校は週何レッスンですか?

週20・25・30レッスンから選べます。開講は原則毎週月曜(月曜が祝日なら火曜)です。ILACが30レッスンと38レッスンの2択なのに対し、VanWestには20レッスンという軽い選択肢があります。ワーホリビザで働きながら通うなら週20のほうが現実的です。

バンクーバーとケロウナはどう違いますか?

教室数が16と8で2倍違います。バンクーバーはダウンタウン中心部で都市型、ケロウナはオカナガン湖が徒歩圏の落ち着いた環境です。公式が「ケロウナで受けられるプログラム」をFAQに立てているので、ケロウナは開講科目が限られると読むのが自然です。

学費はいくらですか?

公式サイトのページ上では確認できません。金額はダウンロード用のPDFにまとめられていて、公式には「コース・プログラムの種類・期間・国内/留学生の区分によって変わる」とだけあります。ILACは授業料も滞在費もページで公開しているので、そちらを物差しにして見積もりを読むという方法があります。

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本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月16日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。