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こんなお悩みに答えます。
- SSPとは何で、誰に必要なのか
- 移民局の公式の手数料はいくらか
- 学校が提示する額と、なぜ差があるのか
- 申請に何が要るのか。自分で用意するものはどれか
運営者は大学時代に米国へ半年の交換留学、卒業後にカナダで12ヶ月のワーキングホリデー(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)を経験しました。英語は高校で赤点20点台、渡航前のTOEICは500点台、帰国後に780点。年収は渡航前450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になっています。訪問したのは米国とカナダのみで、他国は各当局の一次情報を調べてまとめています。
結論|公式の窓口手数料と、学校の請求額は別物です
先に数字を出します。フィリピン移民局が公表している SSP の手数料は、通常申請で 3,740ペソ、速達で 5,240ペソ。これにACRアイカードの 50米ドルが加わります。
一方、語学学校の公式ページが提示している額を足すと 16,300ペソになります。円に直すと、公式が約17,200円、学校の提示が約42,400円。差は約25,000円です。
SSPは学校が申請者になって手続きします。個人で窓口に行って完結するものではありません(後述しますが、必要書類の大半は学校が用意します)。
つまり差額は代行の手間賃です。問題があるとすれば金額そのものではなく、内訳が示されないまま総額だけ提示されることのほうです。
この記事の目的は、内訳を知ったうえで払えるようにすることで、学校を疑わせることではありません。
なお運営者はフィリピンに行っていません。一次体験があるのは米国とカナダだけです。この記事は移民局の公的資料を読んで整理したもので、体験談ではありません。
あわせて読みたいフィリピン×ワーホリ二カ国留学|黒字にする期間の決め方先にフィリピンで英語を上げてからワーホリへ。期間別に費用と収入を計算していますSSPとは何で、誰に必要なのか
SSP は Special Study Permit(特別就学許可)の略です。移民局の説明では、学生ビザの要件を満たさない外国人が、それでも学ぶために取る許可と位置づけられています。
対象は6つに分かれています。日本からの語学留学が当てはまるのは4番目です。
- 18歳未満
- 学位に結びつかない課程に在籍している
- 1年未満の短期課程、2年課程、ESDA課程に在籍している
- 英語プログラム(English Language Program)に在籍している ← 語学留学はここ
- 就学前・初等・中等教育に在籍している
- 他校からの履修
つまりセブでもバギオでもマニラでも、語学学校に通うなら原則として必要ということになります。観光ビザで入国していても、学ぶのであれば別に許可が要ります。
移民局が公表している手数料
金額は移民局の「Citizen's Charter(市民憲章)」に載っています。窓口ごとの手続きと手数料をまとめた公的な文書です。
| 区分 | 手数料 | ACRアイカード | 承認までの日数 |
|---|---|---|---|
| 通常(REGULAR) | Php 3,740.00 | US$50.00 | 5〜7日 |
| 速達(EXPRESS) | Php 5,240.00 | US$50.00 | 2〜3日 |
ACRアイカードの50米ドルはフィリピン中央銀行(BSP)のレートでペソ建てに換算して支払う、と明記されています。1ペソ2.6円、1米ドル150円で計算すると、通常申請なら3,740ペソ=約9,700円、ACRアイカード=約7,500円で、合わせて約17,200円です。
移民局のサービスページには「How much does it cost?(いくらかかりますか)」という項目があります。ところが2026年8月30日に確認した時点で、この項目の中身は空でした。
上の金額は、同じ移民局が出しているCitizen's Charter 2025(第1版)から取っています。「公式サイトに書いていない」ことと「公表されていない」ことは違います。 ※ 出典:Bureau of Immigration「CITIZEN'S CHARTER 2025, 1st Edition」SSP UNIT(2026年8月30日確認)。手数料は改定されます。申請前に最新の情報をご確認ください。
学校が提示する額との差
語学学校の公式ページに載っている費用を足すと、次のようになります。
| 移民局の公式(通常申請) | 語学学校の提示額 | |
|---|---|---|
| SSP | Php 3,740 | Php 7,800 |
| SSPのアイカード | (SSP手数料に含む) | Php 4,500 |
| ACRアイカード | US$50(約2,900ペソ相当) | Php 4,000 |
| 合計 | 約6,640ペソ(約17,200円) | 16,300ペソ(約42,400円) |
差は約25,000円です。ここに含まれているのは、書類の作成、移民局への往復、支払いの代行、そして学校側の事務コストです。
・SSPの費用は「移民局の手数料」と「学校の手数料」に分けて示してもらえますか
・ACRアイカードは別料金ですか、SSPの費用に含まれていますか
・通常申請ですか、速達ですか(速達は移民局側で1,500ペソ高くなります)
・支払いは現地払いですか、日本での事前振込ですか
※ どれも普通に聞ける内容です。内訳を出してくれる学校は、他の費用についても説明が明快なことが多いです。
申請に必要な書類は7点。ほとんどは学校が用意します
移民局のチェックリストに挙がっているのは次の7点です。自分で用意するのはパスポートのコピーだけで、残りは学校側が出すものです。
| 書類 | 用意するのは |
|---|---|
| 移民局長官あての申請書(学校の代表者から) | 学校 |
| CGAF(統合申請書 BI Form CGAF-003-Rev 2) | 移民局の窓口または公式サイト |
| パスポートの身分事項ページと、最新の入国印のコピー | 自分 |
| 認定校が出す入学受理証明(就学月数を明記) | 学校 |
| 学校の移民局認定IDのコピー | 学校 |
| NBIクリアランス(飛行学校の場合のみ) | 本人(該当者のみ) |
| BIクリアランス証明 | 移民局の窓口 |
4番目の「認定校が出す入学受理証明」に注意してください。ここでいう認定校とは、移民局が外国人学生の受け入れを認めた学校のことです。認定を受けていない学校ではSSPが取れません。
チェックリストの5番目に「学校の移民局認定IDのコピー」とあります。つまり認定されていない学校では、そもそも書類が揃いません。
日本語のサイトに載っている学校がすべて認定校とは限りません。申し込む前に、SSPを自校で取り次げるかを確認してください。取り次げないなら、その理由を聞く必要があります。
手続きにかかる時間
Citizen's Charter には、窓口での所要時間まで書かれています。
- 書類の受付と審査 … 15分
- 支払い伝票(OPS)の発行 … 5分
- 支払い … 10分
- システムへの登録 … 5分
- 承認 … 速達で2〜3日、通常で5〜7日
窓口での作業自体は1時間もかかりません。時間がかかるのは承認の部分です。入学日の直前に申し込むと、速達を選ばざるを得なくなって1,500ペソ余計に払うことになります。
あわせて読みたいワーホリ制度費用5ヶ国比較|英国40万円の中身と見積もり方制度上どうしても消えるお金だけを並べた比較。フィリピンとの考え方の違い入国してから何日いられるのか
SSPは「学ぶ許可」であって、「滞在する許可」ではありません。この2つは別々に数えます。
日本国籍の場合、観光目的なら30日以内は査証なしで入国できます。語学学校の期間が4週間で収まるなら、入国の手続き自体は増えません。ただしSSPは別に必要です。
ここで効いてくるのが「何週間通うか」です。4週間で帰るなら手続きは最小ですが、8週間・12週間と伸ばすと、延長料とACRアイカードが順に乗ってきます。学校の見積もりを見るときは、授業料だけでなくこの階段がどこまで含まれているかを確認してください。
| 項目 | いつ必要か | 金額 |
|---|---|---|
| 査証なしの入国 | 30日以内の滞在(日本国籍) | 無料 |
| ビザの延長 | 30日を超えて滞在するとき | 8,000ペソ(約20,800円) |
| ACRアイカード | 60日以上滞在する全外国人 | US$50(公式) |
| 出国時のトラベルタックス | 滞在が1年を超えたとき | 1,620ペソ(エコノミー) |
※ 延長の額は語学学校の公式ページ(2026年8月確認)。トラベルタックスの出典は TIEZA(フィリピン観光庁の外郭団体)。制度は変更されます。
滞在が1年未満なら、トラベルタックスは免除されます。パスポートの最終入国スタンプのページを見せるだけです。逆に延長を重ねて1年を超えると、出国のときに課税対象になります。詳しい条件はワーホリ制度費用5ヶ国比較で扱った考え方と同じで、「制度上どうしても消えるお金」を先に数えるという見方が使えます。
2ヶ国留学に組み込むときの考え方
フィリピンはワーホリの前に英語を仕上げる場所として使われることが多い国です。運営者は行っていませんが、費用の構造は数字で比べられます。
ポイントはフィリピンの費用は「学費+滞在費」がまとまっていることです。多くの学校が寮と食事を含んだ料金を提示します。一方でワーホリ先は、着いてから家を探し、仕事を見つけるまでの空白期間が費用として乗ります。
この2つをどう組むと黒字になるのかは、フィリピン×ワーホリ二カ国留学で期間別に計算しています。先に英語を上げてから渡航先で働くほうが、時給の高い仕事に早く届くというのが基本の考え方です。
まとめ|総額ではなく、内訳で聞く
SSPは学校を通して申請する制度なので、代行手数料が乗ること自体は自然です。問題は総額だけを提示されて、内訳が分からないまま払うことのほうです。
・移民局の公式手数料は通常 Php 3,740/速達 Php 5,240、いずれもACRアイカード US$50 が別途
・語学学校の提示額は合計16,300ペソ。差の約25,000円は代行の手間賃
・必要書類7点のうち、自分で用意するのはパスポートのコピーだけ
・学校が移民局の認定を受けていないとSSPは取れません
・承認は通常5〜7日。直前だと速達しか選べず、1,500ペソ高くつきます
・SSPの有効期間は、移民局の公的資料には書かれていませんでした(この記事では推測を書きません)
学校選びそのものの進め方は留学エージェントの選び方に、費用全体の組み立ては留学費用の内訳にまとめています。
① フィリピンだけを扱う窓口|フィリピン留学ナビ
フィリピン留学を専門に扱う窓口です。フィリピンの学校は料金を公式サイトに出していないことが多く、寮費や現地払いの扱いも学校ごとに違います。無料の相談会があります。
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② セブの学校をまとめて聞く|CEBRIDGE
フィリピン留学の相談窓口です。同じ都市の学校でも、部屋タイプ・門限・EOPの扱いは学校ごとに違います。2社目として条件を並べると、何が学校固有の話なのかが分かります。
CEBRIDGEでフィリピン留学を相談する →
③ 2社目の見解を取る|ラストリゾート
ワーホリ・語学留学の取り扱いが幅広く、資料請求・セミナー・カウンセリングと入口が分かれています。1社の説明が妥当かどうかは、2社目を並べたときに分かります。
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よくある質問
フィリピンの語学学校に通うのにSSPは必ず必要ですか?
移民局はSSPの対象として「英語プログラムに在籍している外国人」を挙げています。語学留学はここに当てはまるため、原則として必要です。観光ビザで入国していても、学ぶのであれば別に許可が要ります。
SSPの費用はいくらですか?
移民局が公表している手数料は、通常申請で Php 3,740.00、速達で Php 5,240.00 です。いずれも別途 ACRアイカードの US$50.00 がかかります(フィリピン中央銀行のレートでペソ建てに換算)。出典は Bureau of Immigration の CITIZEN'S CHARTER 2025(第1版)です。
学校から提示された金額のほうが高いのはなぜですか?
SSPは学校が申請者となって手続きするためです。必要書類7点のうち5点は学校側が用意します。差額は書類作成・移民局への往復・支払い代行などの手間賃です。金額そのものより、内訳を示してもらえるかを確認してください。
SSPの有効期間はどのくらいですか?
移民局の Citizen's Charter と申請フォームのいずれにも、有効期間の記載を確認できませんでした(2026年8月30日時点)。検索すると「6か月」と「90日」の両方の説明が見つかりますが、公的資料で裏が取れないため、この記事では期間を書いていません。在籍予定の学校か、移民局に直接確認してください。
申請に自分で用意するものは何ですか?
移民局のチェックリスト7点のうち、本人が用意するのはパスポートの身分事項ページと最新の入国印のコピーです。残りは学校または移民局の窓口で用意するものです(飛行学校に通う場合のみNBIクリアランスが加わります)。
SSP以外にかかる費用はありますか?
30日を超えて滞在する場合のビザ延長が8,000ペソ、60日以上滞在する全外国人にACRアイカードが必要です。また滞在が1年を超えると、出国時のトラベルタックスがエコノミーで1,620ペソかかります。1年未満なら免除されます。
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本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月16日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。