オーストラリア・ニュージーランドで運転する|期間の起算日と、日本の免許の扱い

豪州・NZで運転する|期限の数え方と切替の進め方

ニュージーランドで、2026年11月1日に制度が変わります。

NZ Transport Agency(Waka Kotahi)は、こう案内しています。「2026年11月1日から、ニュージーランドで海外の車の免許で運転できる期間は、最後にニュージーランドに到着した日から18か月ではなく12か月に短縮されます」。

18か月から12か月へ。6か月分、短くなります。

そしてオーストラリアはまた別の設計です。NSW州でよく紹介される「3か月」というルールは、実は永住者向けのもので、ワーキングホリデーの一時ビザ保持者には別の枠が用意されています。

この記事では、2か国の運転免許の扱いを公的資料から整理します。車は行動範囲を変えます。だから制度を先に知っておく価値があります。

※当記事はアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を含みます。

先に、2か国を並べます

ニュージーランドオーストラリア(NSW州)
海外免許で運転できる期間2026年11月1日から12か月(それ以前は18か月)3か月ルールは永住者・NZ免許保持者向け
起算日最後にNZに到着した日
ワーホリ(一時ビザ)の扱い同じく12か月一時海外訪問者としてNSW免許を申請できる
英語以外の免許英訳またはIDPが必要本記事では確認していません
あわせて読みたいワーホリの海外送金|手数料と為替で目減りさせない送り方ワーホリ・留学の海外送金完全ガイド。Wise・Revolut・銀行送金を運営者カナダ12ヶ月実体験で徹底比較。手数料0.

ニュージーランド:2026年11月1日から12か月になります

変更のタイミングに注意が必要です
NZ Transport Agencyは「2026年11月1日から、ニュージーランドで海外の車の免許で運転できる期間は、最後にニュージーランドに到着した日から18か月ではなく12か月に短縮されます」としています。
この記事を書いている2026年8月時点では、まだ変更前です。ですが1年のワーキングホリデーを計画しているなら、滞在期間が11月1日をまたぐ可能性は十分にあります。
そしてここが重要です。「12か月」という新しい期間は、1年のワーキングホリデーの滞在期間とほぼ同じ長さです。
18か月あった頃は、1年の滞在なら余裕がありました。12か月になると、その余裕がなくなります。滞在の終盤で期限が来る計算になるからです。
変更が既存の滞在者にどう適用されるか、経過措置があるかどうかについては、本記事では確認していません。渡航を検討している時点で、必ずNZ Transport Agencyの該当ページで最新の内容を確認してください。

出国して戻ると、期間がリセットされます

もうひとつ、覚えておく価値のある規定があります。NZ Transport Agencyは「ニュージーランドを出国して戻ってくると、12か月は再び始まります」としています。

起算点が「最後にニュージーランドに到着した日」だからです。

これは実務的な意味を持ちます。ワーキングホリデー中に近隣国へ旅行に出て戻ってくれば、その時点から数え直しになる、という読み方ができます。

ただし、これは免許の話であってビザの話ではありません。ビザの有効期間や再入国の可否は別の制度です。本記事では、出入国とビザの関係については扱っていません。

そして「リセットされるから大丈夫」という前提で計画を立てるのは、慎重に考えるべきです。規定は変わり得ますし、旅行の予定が変わることもあります。期限は把握しておいて、余裕をもって切り替えを検討するほうが安全です。

あわせて読みたいNZと豪州の医療カバー|日本人が対象になる範囲の調べ方ニュージーランドのACCは無過失のスキームで、訪問者も居住者と同じカバーを受けるとされています。一方オーストラリアの相互

日本の免許で運転するなら、翻訳かIDPが要ります

英語でない免許には条件があります

NZ Transport Agencyは「あなたの海外免許が英語でない場合、正確な英語の翻訳、または国際運転免許証(IDP)も持っていなければなりません」としています。
日本の運転免許証は日本語なので、この条件に当たります。
そして翻訳の出どころにも決まりがあります。認められるのは次のいずれかとされています。 つまり自分で訳したものや、一般の翻訳会社のものが認められるとは限りません。
そして、もうひとつ重要な条件。「あなたは現行の海外免許も携帯していなければなりません」。IDPだけを持っていても足りず、日本の免許証とセットで持つ必要があるということです。
IDPは「失効後6か月以内」でも使える場合があります
ここに、他ではあまり書かれていない規定があります。NZ Transport Agencyは、IDPについてこう記載しています。
「IDPは、有効なもの、または失効後6か月以内のものでよい(車の免許についてのみ)」。
これは実務上ありがたい規定です。国際運転免許証は発行から1年で失効し、更新制度がありません。1年を超える滞在では、途中で必ず切れます。
ニュージーランドでは、切れてから6か月間は、車の免許に限って引き続き使えるとされているということです。1年のワーキングホリデーであれば、この猶予でカバーできる可能性があります。
ただし「車の免許についてのみ」という限定があります。二輪などは対象外と読めます。また、これはニュージーランドの規定であり、他国で同じ扱いがされるとは限りません。
そして大前提として、日本の運転免許証そのものが有効であることが必要です。日本の免許が失効すれば、IDPも連動して効力を失います。この点は国際運転免許証の記事で扱っています。
あわせて読みたいNZの釣りライセンス|非居住者の取り方と罰金の避け方Fish&GameNewZealandによれば非居住者シーズン券は270ドル、1日券は38ドル。8日以上釣るならシーズン

オーストラリア(NSW州):「3か月」は誰の話か

対象が限定されています

NSW州について、日本語の情報では「海外免許で3か月間運転できる」と書かれていることがあります。ですがNSW州政府の記載を読むと、この3か月には対象の限定があります。

「オーストラリア市民または永住者である場合、あるいはニュージーランドの運転免許を保持している場合、海外免許でNSWにおいて3か月間運転することができます」とされています。

そして「この3か月の期間内に、Service NSWセンターを訪れて海外免許をNSW運転免許に切り替える必要があります」と続きます。「海外免許がどこで発行されたかによって、知識試験または運転試験に合格する必要がある場合があります」とも記載されています。

さらに明確です。「オーストラリアの永住者である場合、運転またはライディングを続けるには3か月以内にNSW免許を取得する必要があります」。

つまり「3か月ルール」は、永住者とNZ免許保持者に向けた規定として書かれています。

ワーホリには別の枠があります

では一時ビザで滞在する人はどうなるのか。NSW州政府はこう記載しています。

「一時ビザの保持者である場合、または永住権の証明を提供できない場合、一時海外訪問者(temporary overseas visitor)としてNSW免許を申請することができます」。

ワーキングホリデーは一時ビザです。したがって、この枠に該当する可能性があります。

「申請することができます」という書き方に注目してください。永住者に課されている「3か月以内に取得しなければならない」という義務とは、文の性格が違います。

本記事では、一時ビザ保持者が海外免許のままどれだけの期間運転できるのか、一時訪問者免許の申請要件・費用・有効期間については確認しておらず、扱いません。この点はService NSWおよびNSW州政府の該当ページで必ず確認してください。

なお2023年7月1日から新しいルールが適用されているとされており、それ以前の情報が残っている可能性があります。日本語のブログ記事を参照する場合は、更新日を確認する価値があります。

そしてNSW州以外の州には、それぞれ別の制度があります。ビクトリア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州では扱いが異なる可能性があり、本記事では確認していません。カナダでも州ごとに制度が違い、BC州では居住者に90日という期限が設定されています。

あわせて読みたいイギリスとNZの労働時間|契約で変わる休憩の確認方法英国には平均で週48時間の上限がありますが、18歳を超えていれば自発的かつ書面でオプトアウトでき、拒否しても不利益を受け

3つの制度を並べると、共通点が見えます

国・地域海外免許で運転できる期間
ニュージーランド2026年11月1日から12か月(最後の到着日から。出入国でリセット)
豪州NSW州永住者・NZ免許保持者は3か月。一時ビザは別枠
カナダBC州居住者は90日以内に切り替え

どの制度も「居住者かどうか」で線を引いています

3つを並べると、共通する構造が見えます。いずれも「その土地に住んでいる人」と「訪れている人」を分けて、前者には切り替えを求めています。

そして期間の長短より重要なのは、自分がどちらに分類されるかです。ワーキングホリデーは、観光より長く、移住より短い。制度の側から見ると、その中間にいます。

だから「観光客向けの説明」と「移住者向けの説明」のどちらを読んでいるのかを、意識する必要があります。日本語の情報でこの区別が曖昧なまま書かれていることは、少なくありません。

確認するときは、公式ページのどのカテゴリに自分が入るかを先に決めてから読むと、迷いにくくなります。「visitor」なのか「new resident」なのか「temporary visa holder」なのか。そこが決まれば、あとは書いてあるとおりです。

あわせて読みたい辞めるときの通知期間|イギリスと豪州の違いと伝え方英国の法定最低通知期間は勤続1か月以上2年未満で1週間、2年以上は1年につき1週間、12年以上で12週間。オーストラリア

車があると、何が変わるか

制度の話の先にあるもの

ここまで期限と手続きの話をしてきましたが、そもそもなぜ運転できる状態にしておく価値があるのか。

行動範囲が変わるからです。公共交通が都市部に集中している国では、車の有無が「行ける場所」を直接決めます。カナダの山岳地帯のように、そもそも携帯の電波が届かないエリアが公式に列挙されているような場所もあります。

そして仕事の選択肢にも影響します。豪州のファームや地方の職場は、車を前提にしていることがあります。「車があれば応募できる求人」は、実際に存在します。

中古車の購入についてはこちらの記事で扱っています。買う場合は、免許・保険・登録がそれぞれ別の手続きになります。

制度を先に確認しておけば、機会が来たときに動けます。逆に、期限が切れてから気づくと、その間は動けません。

あわせて読みたいNZのGreat Walks|6か月住むと変わる料金と予約のしかたDOCによればミルフォードの山小屋は夏季でNZ居住者106ドル、国際訪問者152ドル。居住者料金の条件は歩く直前の12か

渡航前に確認する3つ

ニュージーランドでは、2026年11月1日から海外の車の免許で運転できる期間が18か月から12か月に短縮されるとされています。起算日は最後にニュージーランドに到着した日で、出国して戻ると数え直しになります。

日本の免許は英語ではないため、英訳またはIDPが必要です。そしてIDPは失効後6か月以内でも車の免許については使えるとされています。ただし日本の免許証そのものも携帯する必要があります。

オーストラリアNSW州でよく紹介される「3か月」は、永住者とNZ免許保持者に向けた規定です。一時ビザで滞在する人には、一時海外訪問者としてNSW免許を申請する道が示されています。

制度は「住んでいる人」と「訪れている人」を分けています。ワーキングホリデーはその中間にいるからこそ、自分がどちらとして読むべきかを、先に確かめる価値があります。

この記事について:運営者はカナダで12ヶ月、米国で半年を過ごしましたが、オーストラリア・ニュージーランドには渡航していません。本記事は制度を公的資料から整理したものであり、現地での運転体験は含みません。
出典は、NZ Transport Agency Waka Kotahi「Driving on New Zealand roads」「Time limit extended for driving on an overseas car licence」「Approved translators」、およびNSW州政府「Driving with an overseas or interstate licence in NSW」「Apply for a NSW licence as a temporary overseas visitor」です(いずれも2026年8月時点で確認)。
ニュージーランドの期間短縮は2026年11月1日からとされており、本記事の執筆時点では実施前です。既存の滞在者への適用、経過措置の有無については確認していません。
本記事が扱うオーストラリアの制度はニューサウスウェールズ州のものです。ビクトリア州・クイーンズランド州・西オーストラリア州などには別個の制度があり、本記事では確認していません。また一時ビザ保持者が海外免許のまま運転できる期間、一時訪問者免許の申請要件・費用・有効期間、知識試験や運転試験の要否、二輪免許の扱い、自動車保険の要件については扱っておらず、判断も示していません。
交通ルールと免許制度は変更されます。渡航前および運転前に、必ず各国・各州の交通当局の公式ページで最新の情報を確認してください。運転は各自の責任において行ってください。本記事は法的助言ではありません。

関連:パスポートを持ち歩かない方法があります
NZのKiwi Access Cardは公式案内で国際訪問者も対象とされ、約20営業日で届き有効期間10年。豪州NSWのPhoto Cardは運転免許がなくても取得できます(ただし一部の状況では使えないと明記)。
現地の写真付き身分証|NZのKiwi Access CardとNSWのPhoto Card

現地生活の手続きは、窓口で口頭のやり取りが発生します。制度を理解していても、その場で質問できないと同じ結果になります。そして連絡手段がないと、そもそも予約が取れません。

PR
① 生活の英語に慣らす|スタディサプリENGLISH
窓口・電話・書類の確認は、教科書の英語とは語彙が違います。新日常英会話コースは生活場面の会話を扱います。渡航前に一周しておくと、質問の言い回しに詰まりにくくなります。
新日常英会話コースを見る →
PR
② 現地で連絡が取れる状態を作る|Glocal eSIM
手続きも仕事探しも、連絡が取れないと止まります。注文から開通まで90日の猶予があるので、渡航前に買っておけます(公式サイトの記載・2026年8月確認)。到着してSIMを契約するまでの空白を、先に埋めておく選択肢です。
Glocal eSIMのプランを見る →

現地で免許を取ったなら、切替の条件が2025年10月に変わりました

知識確認は10問から50問へ、合格は7割から9割へ。さらに「免許取得後にその国へ通算3か月以上滞在」が条件です。

外免切替|2025年10月からの新基準と必要書類

よくある質問

ニュージーランドで日本の免許はいつまで使えますか?

NZ Transport Agency(Waka Kotahi)は「2026年11月1日から、ニュージーランドで海外の車の免許で運転できる期間は、最後にニュージーランドに到着した日から18か月ではなく12か月に短縮されます」としています。起算日は「最後にニュージーランドに到着した日」で、「ニュージーランドを出国して戻ってくると、12か月は再び始まります」とも記載されています。なお日本の免許は英語ではないため、正確な英語の翻訳または国際運転免許証(IDP)を併せて持つ必要があり、現行の海外免許そのものも携帯しなければならないとされています。既存の滞在者への適用や経過措置については本記事では確認していないため、渡航前に必ず公式ページでご確認ください。

国際運転免許証が滞在中に切れたらどうなりますか?

ニュージーランドについては、NZ Transport Agencyが「IDPは、有効なもの、または失効後6か月以内のものでよい(車の免許についてのみ)」と記載しています。国際運転免許証は発行から1年で失効し更新制度がないため、1年を超える滞在では途中で切れますが、ニュージーランドでは切れてから6か月間は車の免許に限って引き続き使えるとされているということです。ただし「車の免許についてのみ」という限定があり、二輪などは対象外と読めます。またこれはニュージーランドの規定であり、他国で同じ扱いがされるとは限りません。大前提として、日本の運転免許証そのものが有効である必要があります。

翻訳は自分で用意してもいいですか?

認められる翻訳の出どころが定められています。NZ Transport Agencyによれば、翻訳は「NZ Transport Agencyが認可した翻訳サービス」「高等弁務官事務所・大使館・領事館の外交代表」「国連の道路交通に関する条約に従って発行された国際運転免許証(IDP)」のいずれかによるものでなければならないとされています。したがって自分で訳したものや、一般の翻訳会社のものが認められるとは限りません。実務的には、日本で国際運転免許証を取得しておくのが確実な選択肢のひとつになります。なお翻訳またはIDPを持っていても、現行の海外免許(日本の免許証)を携帯する必要があるとされています。

オーストラリアの「3か月ルール」はワーホリにも適用されますか?

NSW州政府の記載を読むと、3か月という規定には対象の限定があります。「オーストラリア市民または永住者である場合、あるいはニュージーランドの運転免許を保持している場合、海外免許でNSWにおいて3か月間運転することができます」とされ、「オーストラリアの永住者である場合、運転を続けるには3か月以内にNSW免許を取得する必要があります」と続きます。一方で一時ビザ保持者については「一時ビザの保持者である場合、または永住権の証明を提供できない場合、一時海外訪問者としてNSW免許を申請することができます」と別に記載されています。ワーキングホリデーは一時ビザであるため、この枠に該当する可能性があります。具体的な期間や要件は本記事では確認していないため、Service NSWでご確認ください。

オーストラリアの他の州でも同じですか?

同じとは限りません。本記事が扱っているのはニューサウスウェールズ州の制度のみです。ビクトリア州、クイーンズランド州、西オーストラリア州などには別個の制度があり、本記事では確認していません。なおNSW州では2023年7月1日から新しいルールが適用されているとされており、それ以前の情報が日本語のブログ等に残っている可能性があります。参照する場合は更新日を確認する価値があります。同様にカナダも州ごとに制度が異なり、BC州では居住者に90日以内の切り替えが求められています。

結局、渡航前に何をしておけばいいですか?

3つあります。第一に、日本で国際運転免許証(IDP)を取得しておくこと。発行から1年で失効し更新制度がないため、取得のタイミングは渡航時期から逆算してください。第二に、渡航先の「起算日」と「期間」を確認すること。ニュージーランドは最後に到着した日が起算日で、2026年11月1日以降は12か月とされています。第三に、公式ページで自分がどのカテゴリに該当するかを先に決めることです。visitorなのか、new residentなのか、temporary visa holderなのか。ここが決まれば、あとは書かれているとおりに読めます。日本語の情報ではこの区別が曖昧なことがあるため、公式で確認することをおすすめします。

帰国後のキャリアを、数字で設計する

運営者は渡航前年収450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になりました。使ったエージェントと3社並行の進め方をまとめています。

帰国後の転職エージェント比較を見る

関連記事

本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月8日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。